
人事管理をITで行うことが多くなってきました。
かつては表計算ソフトやデータベースソフトでアプリケーションを開発していました。
しかし、こうしたアプリケーションはメンテナンスが概して困難です。
作成者が仕様書を残していなかった場合や、退職してしまうとブラックボックス化します。
そうなると、気になるのは価格です。
「人事管理ソフト」と言えば、かつては高額で操作が煩雑というイメージでした。
ただ、昨今市場に出ている製品はかつてのものと様変わりしています。
従業員の顔と名前、基本情報を一覧表示させる機能があり、様々なキーワードで並び替え可能です。
人事異動も顔写真をドラッグするだけで簡単にできます。
雇用形態や資格取得情報をキーにして、対象データ抽出も可能です。
給与管理ソフトのデータをCSV形式で取り込む機能まで装備しています。
人事評価やキャリアパス設定機能もあり、人事管理で必要なものは網羅されています。
これだけ高機能な製品でも基本ライセンス料は税別で220,000円です。
入力ライセンスは1ユーザーあたり、税別で80,000円、照会ライセンスは税別で20,000円です。
これにアクセス権限設定機能(税別40,000円)、CSV取り込み機能(税別40,000円)も追加できます。
4〜5名くらいの担当者で使うと想定して、初期費用はざっと70万円は下らない計算です。
しかしながら、アプリケーションを自社開発して保守すると、この金額では収まらない可能性が高くなります。
その意味では金額に見合う効果ありと言えます。